書きなぐった日記帳、打ち散らしたキーボード。僕は不満を視界一面にぶちまける。愛が、愛が欲しい。呟いてみても変わらない、立ち止まっていては変わらない。それでも、愛が、愛が欲しい。全てのネガをチャラにしてくれるような愛を。包み込まなくていい、…
眩む病む荒む寒い未来を想像して、僕は二つ咳き込んだ。燃え盛る魂は身体という行き場をなくした。ため息ばかり出る。タバコの火も心の灯も足でもみ消される。夢は枯れ野を駆け巡るなら、愛は泥沼の底でもがいている。時間が解決してくれるなら、無為に過ご…
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