ひいひい

僕は早々にくたばった。好きな音楽も聴けないほどに辛い。「死後、私語を慎むように」と先生は言う。「廊下を走ってもいいんだよ」とあの子は言う。だから僕は一言もしゃべらずに廊下を走ったんだ! 誰も褒めてはくれなかった。週刊プレイボーイの表紙の女の子だけが笑っていた。さよなら、僕の青春。